アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 70人

店長情報 トップページ
店長情報

2008年10月19日

県美展会場入り口

県美展会場入り口 

今年の県美展が、9日から26日まで美術館で開催されている。
 展覧会のパンフレットの中に、人を感動に導くものとは、「どうしてもこの作品を描かなければならない、作らなければならないという、その抜き差しならない思い」であるという審査員の言葉を見つけた。
 会場を歩き回りながらこの言葉を考えていると、その思いは抜き差しならないものであっても、深刻なものである必要はないのだろうと思った。
 たとえば、作家がそれを描き作る際の真剣な面持ちと同時に、何かユーモアのようなものを感じることがある。いわば人間としての心の余裕といったものが見る側の心にまっすぐ届くとき、真の意味での「遊び」を目の当たりにしているような気がする。
 真剣で、抜き差しならない、純粋な「遊び」。作品を前にして、そんな不思議な遊びの経験に巻き込まれている私たちは、思わず感動して「これ、おもしろいね」と誰かに語りかけたくなっている。

県立美術館学芸課長 斎藤 郁夫


同じカテゴリー(サンデー美術館)の記事画像
中庭《県美の森》
下瀬信雄展
No.253 ふたつの写真展
扇の国、日本
ここは扇の国
コレクション展 シベリア・シリーズⅢ
同じカテゴリー(サンデー美術館)の記事
 中庭《県美の森》 (2019-07-17 00:00)
 下瀬信雄展 (2019-06-19 00:00)
 No.253 ふたつの写真展 (2019-05-15 00:00)
 扇の国、日本 (2019-04-17 00:00)
 ここは扇の国 (2019-03-20 00:00)
 コレクション展 シベリア・シリーズⅢ (2019-02-20 00:00)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)サンデー美術館
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。