アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 70人

店長情報 トップページ
店長情報

2008年11月21日

稜線

 12月を待たずにジングルベルの曲が流れ歳末商戦がはじまる。日本のクリスマスは山口から―というイベントも企画されている。
 日本ではじめてキリストの生誕を祝うミサ即ちクリスマスが山口で行われたことは、サビエルの山口レポート(山口県史・中世―に集録)にも明らかである。
 しかしサビエル以後の山口のキリスト教信者には受難の年月があった。
 1970年発行の「阿東町誌」に「隠れ切支丹」の項がある。これによると、1600年徳川幕府成立以後は切支丹制圧が行われ、中でも天草、肥後の次に長州毛利氏による切支丹禁断政策は極めてきびしく、当時山口に住む信者の琵琶法師や武士のふたりが死刑にされる状況となり、信者たち約600人が木戸山峠を越え生雲、地福、徳佐、嘉年へと逃れ、さらに1637年には信者8人と明木、吉敷の3人が萩の大屋村で火刑にされている。
 大内氏滅亡以来、明治になって信教の自由が認められるまで、約300年間の教徒受難史は阿東町誌は勿論、毛利11代史、日本切支丹宗門史にも記述されている。
 日本のクリスマスは山口から―は歴史をふまえて意義あるイベントを全国発信したい。(F)


同じカテゴリー(稜線)の記事
 稜線 (2019-06-28 00:00)
 稜線 (2019-06-21 00:00)
 稜線 (2019-06-14 00:00)
 稜線 (2019-06-07 00:00)
 稜線 (2019-05-31 00:00)
 稜線 (2019-05-24 00:00)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。