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2008年11月21日

“バテシバ”の乳癌

 「バテシバになったわ」と友人の加南子さんから電話があった。「バテシバ? 」「そうよ、レンブラントの描いたバテシバよ」。私は訳がわからない。よく聞くとこういうことだ。
 1654年に画家レンブラントが、旧約聖書に出てくる美女“バテシバ”を描いた。その美しい裸体のバテシバの左乳房の外側は陥没し、でこぼこしている。癌と皮膚とのあいだに癒着がおこっているのだ、と欧州の医師たちによって1990年に乳癌という診断がついた。バテシバのモデルは、レンブラントの若き愛人(29歳)。レンブラントは愛人の乳房を暗い影と光の対比の中で浮かび上がらせた。真実を描いた。
 加南子さんは、癌検診で乳癌の疑いがある、と言われた。それを彼女独特のユーモアで「バテシバになった」と言ったのだ。これから精密検査を受けるという。良い結果であることを祈ろう。
 乳癌は、早期に発見し治療すれば、高い確率で完全に治すことができる。すぐに私もマンモグラフィ(乳房専用のX線撮影)による乳癌検診を受けた。マンモグラフィは、微細な乳癌の発見に威力を発揮する検査方法だ。ちっとも痛くない。定期的に検診を受けることと自己検診をすることで発見できる。皆様に乳癌検診を強くお勧めする。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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