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2009年02月01日

「塞外射猟図(部分)」 佐々木縮柱 (1929年)

「塞外射猟図(部分)」 佐々木縮柱 (1929年) 

1月6日から3月1日までコレクション展「動物いろいろ」が開催されている。前期と後期に分けて作品を入れ替えるが、今日が前期の最終日。
 前期の目玉のひとつが、10メートルにもなるこの長い巻物の作品。騎馬民族の狩猟の様子が詳細に描かれている。さまざまな動物たちがつぎつぎと登場してくるわけだが、とりわけ興味ぶかいのは、どのような狩りが行われ、獲物をどう運んでどう料理したかがわかる部分である。
 馬上で弓を引き槍を投げる男たち、獲物の脚をくくって馬に乗せている者、獲物を解体し大鍋に湯を沸かす者など、じつに生き生きとした姿で描かれている。
 場面は右から左に動いていくが、途中で不思議な動物が現れる。脚は虎、身体は白馬で、その頭に鹿のような角が生えている。ちゃんとしたいわれのある動物なのかもしれないが、よくわからない。現実と想像が入り交じった不思議な異国の絵物語を読むような作品である。

県立美術館学芸課長 斎藤郁夫


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)サンデー美術館
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