サンデー山口

　０３年度から進められている椹野川に架かる平川と大歳を結ぶ高田橋の架け替え事業が大詰めを迎えている。橋は既に完成しており、現在は左岸と右岸の取り付け道路を改良中。順調にいけば、３月中旬ごろには新しい高田橋を通行できるようになる予定。

　以前の高田橋は、コンクリート造で、長さ１３５メートル、幅員は４メートルしかなく車の離合はスレスレの状態。６トン以上は通行できない重量制限もあり、地元住民からは「危ない」と改修の要望が上がっていた。さらに、９９年にヤマダ電機、００年にフジグラン、ミスターマックスなどの大型商業施設が近隣にできたことから、交通量は大幅に増加。狭い橋を渡ろうとする車の渋滞や以前からの老朽化が深刻化する中、県と市による架け替えと市道の拡幅工事が実施されることになった。
　工事は以前の橋を残したまま、やや上流部で実施。当初は０３年度から０７年度までの５カ年計画だったが、土の状況が悪く橋の工事が遅れたため、０９年３月中旬の開通予定に変更となった。
　新しい高田橋はコンクリート造で、２車線歩道・街灯付きの幅員１１メートル（車道部７・５メートル、歩道部３・５メートル）。また、橋を通る市道田屋島岩富線の拡幅については、広域水道企業団入口から現存の市道に取りつく部分までは整備。そこから先の県道山口小郡秋穂線までは、今後の調整となる。
　なお、旧高田橋は今年の１１月以降に撤去作業が開始される予定。