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2009年02月22日

「四季花鳥図(部分)」 狩野松栄

「四季花鳥図(部分)」 狩野松栄 

1月から開催されているコレクション展「動物いろいろ」の作品が入れ替わった。今度の展示で目をひくのは大きな屏風である。
 そのなかのひとつを眺めていたとき、思わず「へーっ」と声をあげてしまったことがある。絵に描かれた姿をあまり見ない鳥をみつけたからだ。
 それはイスカという鳥で、食い違った奇妙な嘴をもっている。松ぼっくりをこじあけて種を食べるのに便利なのだそうだ。赤いのがオスで白っぽいのがメス。
 こんな鳥まで描いてあるとしたら、この屏風は案外おもしろいバードウオッチングのフィールドなのかもしれない。そこは不思議な場所で、日本に生息しないクジャクがいるし、見たこともないような色の鳥もいる。けれどイスカの近くを飛んでいる黒い鳥はなんだろうと思って図鑑を調べてみると、サンコウチョウという鳥に似ていることがわかったりする。
 このフィールドを詳しく観察するためには、小さな単(双)眼鏡が必要だと思う。

県立美術館学芸課長 斎藤郁夫


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)サンデー美術館
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