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2009年05月03日

帰って来たスッポン化石

帰って来たスッポン化石 

1967(昭和42)年、元山口博物館学芸員の陶山義仁氏が下関市豊北町の神田海岸で、およそ3千万年前の地層から骨の断片を発見されました。博物館に持ち帰りクリーニングするとどうやらスッポンの甲羅らしき断片が十数点岩石から出て来たそうです。当時、スッポン化石の発見は非常に珍しく、すぐに国立科学博物館に化石を持ち込み、鑑定のお願いをしたのが今からもう42年も前のことです。
 そのスッポン化石が研究を終え、昨年山口博物館に帰ってきました。残念ながら、属・種を決定する部位に欠け、「属種不明のスッポン」という結論でした。しかし、研究の結果、各断片のもともとの位置が決定され、一個体のスッポンの化石が復元されました(写真)。失われた部分を補修した1個体のレプリカ(模型)も作成されました。
 現在、博物館では開館97年テーマ展として、この下関市豊北町産スッポン化石をはじめ博物館が所蔵する地学資料を展示しています。

県立山口博物館 学芸員 亀谷敦


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おもしろ小箱
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