アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 67人

店長情報 トップページ
店長情報

2009年10月02日

稜線

 デパートの京都展では毎回のこと京漬け物を求める。日本列島は北から南まで各々の風土に伝統的な漬け物があり、最近では野菜や果実による漬け物づくりが約120?にも及ぶという。その種類も塩漬の梅干、酢漬のラッキョウ、糠漬のタクアン、粕漬のウリと多岐にわたり、最近はキムチ漬も伸びている。
 欧米ではピクルスとサワークラットだが、キュウリやキャベツを塩漬にして酢、砂糖、香辛料を加えた液に漬け込み、発酵、熟成させたもので匂いや味に地域差はあまり感じない。
 京都は平安の都以来いろいろな文化が興り栄えてきたが、中でも京漬け物は上加茂のすぐき漬、洛北大原の柴漬、聖護院蕪の千枚漬は古くからの伝承で、昨今は日野菜漬、菜の花漬、小茄子を白ミソに漬ける雲母漬など古今併せて40種類以上を数える。
 鎌倉時代にも後白河天皇の「加茂日記」にすぐきの記述があって、禅宗の精進料理や庶民のくらしには、粥と茶漬の副食として必要となった。
 さて「つけ物風土記」には山口の寒漬が登場する。=波静かな瀬戸内海に面した山口・阿知須には大根を寒風にさらした醤油味の寒漬があり、鹿児島の山川漬に並ぶ伝統漬である=と。(F)


同じカテゴリー(稜線)の記事
 稜線 (2019-06-28 00:00)
 稜線 (2019-06-21 00:00)
 稜線 (2019-06-14 00:00)
 稜線 (2019-06-07 00:00)
 稜線 (2019-05-31 00:00)
 稜線 (2019-05-24 00:00)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。