サンデー山口

今年6月1日、内山装飾の専務取締役に就任。男性中心といわれる建設業界に飛び込み、第一線で営業に回っている。
　望美さんは声楽学科卒という異色の経歴の持ち主。「父親との口論は絶えなかったが、オペラ歌手を目指し、留学も考えていた」という。そんな彼女の運命が180度変わったのは2年前。同社の会長だった父親・寛司さんの突然の死がきっかけだった。「すべてを投げ出してまで自分の道を進むという選択肢はなかった」と振り返る。
　今では持ち前の明るさを生かして仕事に専念するかたわら、音楽活動にも注力。「音楽もビジネスも “人に喜んでもらう”という点は共通している。人を喜ばせるプロフェッショナルになれるよう頑張りたい。そして、支えてくれた方への感謝を込め、いつか山口でリサイタルが開　ければ」と新たな夢を語る。

　1981年、広島市生まれ。エリザベト音楽大学大学院声楽学科卒。
　07年6月から、?内山装飾を中心とするその他の企業、グループホームのぞみ苑、リサイクル業に従事。そのかたわら、オペラ歌手としての活動を続ける。