サンデー山口

二井会長、長年の活動が評価され表彰
　二島小学校の３年生２８人が１５日、秋穂二島地区で一人暮らしをする高齢者宅約７０世帯を手分けして訪問。一人ひとりに「交通事故や振り込め詐欺に気をつけてくださいね」などと呼びかけながら、手書きのメッセージやチラシを手渡した。
　吉松克起くん（８）が「元気で長生きしてください」と声をかけると、一人暮らしの梅田惠子さん（８１）は「ありがとう。孫はみんな成人しているから、こんなかわいい子どもが来てくれてうれしい。今、振り込め詐欺はいろいろと手口を変えてきているようなので、おばあちゃん気をつけるね」と笑顔をみせた。
　これは、秋穂二島長寿社会対策重点地区推進協議会が、全国地域安全運動の一環として毎年行っており、今年で１７回目。このほど長年にわたるこの活動が評価され、同会の二井清夫会長（８２）が、県警などが主催する「山口県犯罪のないまちづくり県民大会」で、県防犯功労表彰の銅賞を受賞した。「二井さんは二島地区でリーダーシップを発揮し、警察や行政ともうまく連携。特に子どもの見守り活動や、高齢者に対する犯罪被害防止活動などに尽力し、安全で安心なまちづくりに貢献している」と評価。二井さんは「賞をいただき、大変うれしく思う。お年寄りは地区の宝なので、自分が元気な限り活動を続けていきたい」と明るく語った。