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2009年11月18日

「堀木エリ子の世界展」会場

「堀木エリ子の世界展」会場 

日常生活で目にする和紙といえば、まず障子が思い浮かぶ。もっとも今では障子のない家に住む人々も多いだろうけれど。
 そのほか便せんや封筒、祝儀袋、名刺など。せいぜいそのあたりの限られたところで、ときおり和紙独特の表情を見つけては「いいね、これ」と感心していたように思う。
 ところが、今月11日から始まった「堀木エリ子の世界展」は、そんな従来の和紙のイメージを根底から覆す。?や!がいくつも続くような驚きの声が、たぶんつぎつぎとわき上がるはずだ。
 会場のなかには、巨大(!)な和紙で囲まれた丸い空間が設置されている。その中でじっとしていると、ちょっとここに座ってひざを抱えて眠り込んでみたい気がした。そこは「家」のような構造体には見えないけれど、暖かく、柔らかで、しなやかな空気に満ちた安心できる「巣」のような気がしたのだ。とても不思議だった。

県立美術館学芸課長 斎藤 郁夫


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)サンデー美術館
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