2009年12月12日
札の辻・21
あちこちでクリスマスツリーにイルミネーションがきらめく光景がきわ立ってきた。
世界的にクリスマスツリーはモミ(樅)の木が使われる。文藝春秋12月号の表紙にはニューヨーク市のロックフェラーセンターホールに立つ巨大モミのツリーが画いてあった。ツリーを仰いで祈る小さい人影と比較すると、さすがアメリカだと思わせる壮大で豪華なスケールを感じた。
モミは冬になると落葉樹の多い温帯林の中ではひときわ目立つ常緑針葉樹で岩手県以西の本州・四国から九州屋久島にも自生し、富士山麓の山中湖畔にはモミの樹林があり大樹の梢越しに見る富士の山容に尊厳さが加わって見えるという。
サンタクロースのふるさとはフィンランドのコルバトゥンドゥリといわれ、深い森林地帯はモミの大樹林で雪の深い道をトナカイの橇に乗ったサンタクロースが現れると世界の子供たちが想像し、毎年クリスマスにはサンタクロース宛の手紙が届き、多くは諸外国からで日本の子供からのクリスマスカードも含まれていて、フィンランド政府の観光局では10カ国語による返事を用意してクリスマスとサンタクロースに備える。
戦後日本でもキリスト降誕に関連する祭礼が俳句の季語になった。
聖胎節、聖誕祭、聖家族の日、聖ヨハネの日などで、12月3日の聖サビエルの日も季語となっている。(鱧)
世界的にクリスマスツリーはモミ(樅)の木が使われる。文藝春秋12月号の表紙にはニューヨーク市のロックフェラーセンターホールに立つ巨大モミのツリーが画いてあった。ツリーを仰いで祈る小さい人影と比較すると、さすがアメリカだと思わせる壮大で豪華なスケールを感じた。
モミは冬になると落葉樹の多い温帯林の中ではひときわ目立つ常緑針葉樹で岩手県以西の本州・四国から九州屋久島にも自生し、富士山麓の山中湖畔にはモミの樹林があり大樹の梢越しに見る富士の山容に尊厳さが加わって見えるという。
サンタクロースのふるさとはフィンランドのコルバトゥンドゥリといわれ、深い森林地帯はモミの大樹林で雪の深い道をトナカイの橇に乗ったサンタクロースが現れると世界の子供たちが想像し、毎年クリスマスにはサンタクロース宛の手紙が届き、多くは諸外国からで日本の子供からのクリスマスカードも含まれていて、フィンランド政府の観光局では10カ国語による返事を用意してクリスマスとサンタクロースに備える。
戦後日本でもキリスト降誕に関連する祭礼が俳句の季語になった。
聖胎節、聖誕祭、聖家族の日、聖ヨハネの日などで、12月3日の聖サビエルの日も季語となっている。(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻