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2010年03月26日

稜線

 地球温暖化や森林破壊など環境悪化の進むなかで、人の命に直接関わるものに水もある。
 飲み水、水質、水源、水道と並んで名水とくる。日本百名水が選定されるほど名水は地域自然の証とされてきた。
 いま山口市の中清水町内会で、町内にある「清水の池」の保存整備にむけて市当局へ陳情などに立ち上がっている。
 山口には中世大内氏の時代から京都の名水に倣った茶の湯に用いられた名水が三カ所ある。
 「おぼろの清水」、「藤の水」、「柳の水」で藤の水は道場門前の一の坂川沿いに、柳の水は五十鈴川ダム上流の耕作地にある。
 現在は中央四丁目だが以前は「おぼろの清水」から周辺の町名は清水本町とされていた。
 京都では醒ケ井、柳の水、宇治橋三の間を三名水とするが、桂川、鴨川の伏流水も多く、五名水、七名水と地域ごとに名水がある。そのうち左京区大原にある寂光院には「おぼろの清水」があるが、寂光院は壇の浦の合戦でゆかりの建礼門院が隠静された寺院で、大内氏が山口に京風の町づくりをしたことが「おぼろの清水」の池名に偲ばれる。
 山口らしさの町づくりのためにも清水の池を整備させたい。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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