サンデー山口

あす、２０年の歴史に終止符
　県内外から毎年５０チーム、多い時で８０チーム以上が参加。テレビ番組に何度も取り上げられ、大林素子さんや野々村真さんといった多くの著名人が訪れるなど、盛り上がりをみせてきた阿東生雲地区の「どろんこビーチボールバレー大会」が、運営メンバーの高齢化などのため、あす１８日で２０年の歴史に幕を下ろす。
　同大会は、地元を盛り上げようという当時３０代だった有志から成る生雲開発倶楽部が考案。「阿東と言えば田んぼ」という発想と、当時はやり出していたビーチバレーを組み合わせたのがはじまり。近ごろでは開催する地域も増えたが、そのころは斬新な発想だったことで、全国から注目を集めたという。
　立ち上げメンバーの金子恵美さん（５０）は「元気な若者から勇気と元気をたくさんもらった。もう見られないと思うと寂しい」と話し、どろんこビーチボールバレー普及協会・長岡壽会長（６２）は「この大会はなくなるが、また違う形の新しい企画を考えていきたい。当日は楽しいプレーが見られるので、ぜひ見に来て」と呼びかけている。
　会場は阿東生雲中の水田で、午前９時半から。問い合わせは阿東地域交流センター生雲分館（０８３－９５４－１００７）へ。