2010年05月08日
札の辻・21
八十八夜
屋上に青葉。
窓に青葉。
ものすごく華やかな
青葉が光り
太陽が黄色い暈を
着ている。
大正詩人の詩である。
八十八夜は立春を起点に数えた日数で今年は5月2日であった。
一体、5月という月は春なのか夏なのか、温帯の国々による季節区分では冬が12、1、2月で春は3、4、5月が通例となっているから5月は春となる。だが5月の陽差しは7月や8月初めと同じ程度に強く、フジの花の咲く日本の南半分は新緑に照りつける太陽が夏日に近くまぶしい。そこで5月は春ならば晩春、夏とすれば初夏である。
初夏は日本列島が四季のうちで最も活きいきとした美しい季節となる。山々や渓谷の自然林をはじめコンクリート砂漠と呼ばれる都会の並木道も目ざめるような新緑に萌え、イチョウは日本の町の代表的な街路樹で、山口でも駅通りのイチョウ若葉はパークロードのケヤキ若葉へグリーンモールがつづく。
それに山口市内には鴻の峰、亀山、象頭山、姫山と身近に広・落葉樹林を持つ丘陵山地があって、シイノキ、アラカシ、タブノキ、コナラ、クヌギなどの芽吹きが目にあざやかである。
ロンドン、パリ、ベルリン、ウィーンの7・8月は西日本の5・6月と同じという。ホタルとアユの日も近い。(鱧)
屋上に青葉。
窓に青葉。
ものすごく華やかな
青葉が光り
太陽が黄色い暈を
着ている。
大正詩人の詩である。
八十八夜は立春を起点に数えた日数で今年は5月2日であった。
一体、5月という月は春なのか夏なのか、温帯の国々による季節区分では冬が12、1、2月で春は3、4、5月が通例となっているから5月は春となる。だが5月の陽差しは7月や8月初めと同じ程度に強く、フジの花の咲く日本の南半分は新緑に照りつける太陽が夏日に近くまぶしい。そこで5月は春ならば晩春、夏とすれば初夏である。
初夏は日本列島が四季のうちで最も活きいきとした美しい季節となる。山々や渓谷の自然林をはじめコンクリート砂漠と呼ばれる都会の並木道も目ざめるような新緑に萌え、イチョウは日本の町の代表的な街路樹で、山口でも駅通りのイチョウ若葉はパークロードのケヤキ若葉へグリーンモールがつづく。
それに山口市内には鴻の峰、亀山、象頭山、姫山と身近に広・落葉樹林を持つ丘陵山地があって、シイノキ、アラカシ、タブノキ、コナラ、クヌギなどの芽吹きが目にあざやかである。
ロンドン、パリ、ベルリン、ウィーンの7・8月は西日本の5・6月と同じという。ホタルとアユの日も近い。(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻