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2010年05月14日

稜線

 4・5月は一年中で潮の干満の差がひらく時期で、とくに遠浅の海では干潮時に砂泥質の海底が遠くまで現れ、俳句の季語にも潮干潟、潮干狩があるように、九州の有明海や東海の三河湾・伊勢湾が有名だが山口湾も椹野川河口に干潟がある。去る5月1日、山口湾の干潟で、河口・干潟の自然再生協議会の会員により干潟を掘り返す作業が行われた。
 同協議会では干潟の再生を目指して2005年から毎年干潟の砂泥地を耕すことによって多くの干潟生物の生育環境を回復させることに努力をしている。
 同協議会の話によると最近では以前に比べアサリなどの数も年々増加し、よみがえる干潟となりつつあるという。
 椹野川河口のごとく河川水の注ぐ汽水域は海藻や魚介類が豊富で、その自然は人間と生き物たちが交錯して保ってきた天与の交流圏なのだ。
 ふり返れば、人・物・文化の接点として河口の果たした遠い歴史がある。街道や鉄道の発達する以前を考えると、山口盆地に至る動脈は海運であり河川舟運であった。
 秋穂・阿知須の海域に遣明船、北前船が果たした航跡は長い。
 山口湾干潟にシオマネキがおいでおいでをする夏が近い。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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