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2010年06月19日

札の辻・21

 湯田は心にのこる町でした。
 「札の辻」お送りいただきありがとうございます。
 原民喜も山之口獏も忘れがたい存在です
 獏さんのきびしかった人生のあと、安らかな眠りなどありそうにもない昨今の沖縄基地問題、貧しい政治にいかりを感じます

 去る4月、中原中也賞授賞式のあと記念講演をした沖縄にも住んだこともある作家澤地久枝さんからの便りである。
 沖縄はゆれている。今は亡き沖縄出身の山之口獏が40年前に基地化沖縄に寄せた詩を想う。

 蛇皮線の島
 泡盛の島
 
 詩の島
 踊りの島
 唐手の島
 
 いま島には島とおなじくらいの
 補装道路が這っているという

 その補装道路から
 琉球よ 沖縄よ
 今度はどこへ行く

 傷はひどく深いときくが沖縄よ
 元気に帰ってくることだ 蛇皮線を忘れずに泡盛を忘れずに

 蘇鉄、竜舌蘭、梯梧の花は季節がはじけるたびに咲きつづけ、故郷の珊瑚の海を偲んで山之口獏が吹いた指笛の音が今も耳に残る。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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