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2010年09月11日

札の辻・21

  「放駒は現在協会の仕事が多忙ですから芝田山さん(元横綱大乃国)が彼の弟子も一緒に稽古しています」と明るく元気な放駒夫人の声である。
 放駒(元魁傑)が武蔵川のあとを次いで日本相撲協会の理事長となって約1カ月。
 大相撲不毛の地といわれた山口県で思い出がある。戦後はじめて大相撲の十両力士に山口市徳地出身の栃忠が昇進したとき、週刊誌に「総理大臣を続出する山口県が大相撲の関取誕生に、化粧廻しが贈られない」の記事が大見出しで掲載されたことがある。
 以後栃忠に次いで太刀光、白法山と十両力士が続いたあと、日大柔道部出身の魁傑が戦前の防長山に次いで入幕した。
 魁傑が大関に昇進したとき相撲解説者玉の海梅吉氏は
“私は魁傑を人間として最も買う。先般の北京親善相撲で雑誌社から依頼された彼の原稿を読んで、力士としては珍しく知性派で教養も深い。今後の大相撲は魁傑の如き力士によりリードされるべきだと思う”と。
 1974(昭和49)年の九州場所で、横綱北の湖を突き出しに破り優勝した魁傑は山口市で、後援会長滝口純氏、県知事橋本正之氏と共にオープンカーで市内をパレードし市民に祝福を浴びたのが懐かしい。
 大相撲はいま旧悪を清算して伝統国技の確立を目指す。
 豊真将、豊響と共に明日初日「カイケツ」に懸命な放駒である。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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