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2010年10月29日

稜線

 今秋は新聞・テレビで西中国山地の集落にツキノワグマが出没したというニュースが目立つ。
 秋の彼岸から冬至に至るまで冬眠をひかえたクマは大変食欲旺盛となる。今年の夏から初秋にかけては暑い気象がつづき、ドングリ、シバクリ、ヤマブドウなど山の自然果実が少なくなり、クマは人里のクリ園や柿の木を襲っている。冬眠直前のクマの皮下脂肪の厚さは5.6センチから10センチに及び、冬眠期にはいっさい食物をとらないから、それまでにせっせと食物を詰め込み栄養をストックしておく。
 ボリショイ・サーカスの調教師エーデル氏は「どの動物よりもクマの調教はむつかしい。例えば近くで突然大きい物音がすると、ライオンやトラは驚いて逃げるがクマは反対に近くの人間へ飛びかかる。つまり恐怖に対する反応が他の動物と異なっている」と語る。
 自然学者の西丸震哉氏は「クマは日本で唯一の自然猛獣である。私は八ヶ岳の山中で独りツキノワグマに出会った。私は両手でピッケルをにぎりしめニラメッコをし空間が凝結した如くなった。クマが急に反転して逃げたが私はしばらくは動けなかった」と山の動物誌に書いている。
 逃げぬクマもいるから山歩きに注意を。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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