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2010年11月12日

稜線

 紅葉の季節、山口市では佐波川ダム湖畔や萩往還の板堂峠周辺など秋色ゆたかな自然地域にめぐまれているが、なかでも長門峡は詩人中原中也が詩作し、また森繁久弥が称賛したように渓流と紅葉に見応えがある。
 1908(明治41)年の夏に山口高等商業(現山大経済学部)の英語教授エドワード・ガントレット(英国人)が探勝し、新聞、講演で各方面に阿武峡谷の自然美を訴えたと旧阿東町誌に記述されている。
 その後、萩市出身の南宋画家で地質学者の高島得三(号北海)が峡谷を3日間踏査鑑賞し雄大なる景観におどろき「長門峡」と命名した。
 長門峡探勝のすばらしさは新緑と紅葉の季節といわれている。
 秋は気温差が激しいのでとくに紅葉の色どりが見事だという。
 長門峡渓谷を囲る樹林には照葉樹が多い。全国的に都市化、高速道路化で日本古来の樹林帯が元来の姿を消滅しつつある。そこで樹林と渓谷を自然の面からだけでなく、人との関わりをふくめて見直すことが必要となってきた。
 日本列島は60%から70%が森林地帯である。温暖に恵まれた山口市は照葉樹林、雑木林と多様な自然林に恵まれた自然環境がすばらしい。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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