2011年01月01日
山口国体山口大会 いよいよ今年10月開幕! 太田局長にインタビュー
▲太田光宣 局長
▲クリーンアップ運動の様子
▲千葉国体の入場行進(昨年)
1963(昭和38)年以来48年ぶりとなる「おいでませ! 山口国体(第66回国民体育大会)」と、山口県内初開催の「おいでませ! 山口大会」(第11回全国障害者スポーツ大会)が今年の10月に開幕する。全国からトップ選手やその関係者、約2万7500人が来山。スポーツファンのみならず山口県民、多業界からの注目も日に日に高まっている。いよいよ“国体年”を迎え、県国体・障害者スポーツ大会局の太田光宣局長に、大会への期待や準備状況などを聞いた。
―どんな大会にしたいですか?
太田 前回の国体が東京オリンピックの前年に開催されたのと同じく、くしくもロンドンオリンピックの前年開催となる今大会の成功の鍵は、何と言っても「総合優勝」と「県民総参加」の実現にあると考えています。特に後者については、花いっぱい運動やクリーンアップ運動、大会運営を支えるボランティア活動を、今後さらに積極的に推進する必要があります。
―現在、どれくらいの方がボランティアとしてかかわっているのですか?
太田 山口県が募集した両大会運営ボランティアには、昨年10月末までに募集人員5500人を上回る、5590人の応募がありました。市町が募集した競技会運営ボランティアも含めると、山口県内で1万2千人以上の方が取り組んでおられます。本番に向けてこれまでに基礎研修を74回、今後は業務研修も行っていきます。また、山口県内の大学生約200人も広報ボランティアとして活躍してくれています。
―選手以外にもたくさんの人がかかわり支えていく。まさに県民力が問われる大会ですね。
太田 そうですね。山口国体・山口大会をただのスポーツイベントとして考えるだけではなく、これを通して培われた人材ノウハウ、施設などを生かして、大会後のスポーツ振興や地域づくりにつなげていきたいと思っています。
―マスコットキャラクターの「ちょるる」も大人気ですね。
太田 「ちょるる」の名前は山口弁の会話の語尾に使われる「~しちょる」をアレンジしたもので、形は頭が「山」、顔が「口」で山口を表現しています。ちょるるソングやダンスもできて、子どもたちをはじめ多くの方々に可愛がっていただいています。ピンバッジやストラップ、ネクタイなどたくさんのグッズも販売されていますので、みなさんもぜひ身に着けてください。
―陸上競技場のオープンも間近ですね。
太田 オープンの日には、完成式典のほか多くの山口県民の皆さんに参加いただき「2011」の人文字づくりも行います。現在、参加者を募集中ですので、ぜひご応募ください。全員に完成記念グッズをプレゼントします。お申し込みは実行委員会(TEL083-933-4793)までお願いします。
―最後に、山口県民の皆さんに一言。
太田 多くの方に両大会を身近に感じてもらい、さまざまな形で自主的・主体的に参加してもらうことがとても大切だと認識しています。特に競技会場での観戦・応援をしっかりお願いします。本県選手の大きな力となるとともに、トップレベルの競技を肌で感じる絶好の機会でもあります。ぜひ、感動と喜びを分かち合ってください。
山口市内の新施設、続々オープン 「維新百年記念公園陸上競技場」
▲生まれ変わったフィールド
メーン会場となる「維新百年記念公園陸上競技場」は3月19日にオープン。約2万席のスタンド、全天候舗装のトラック、大型映像装置など最新の設備を備えた、山口県内唯一の第一種公認陸上競技場へと生まれ変わり、サッカーJリーグ・ラグビーの試合など、多目的に利用できる。また、雨水・井水をフィールドや外構の散水に利用できるほか、ソーラーパネルを設置するなど、自然エネルギーを有効活用した無駄の少ない施設となる。
「山口きらら博記念公園水泳プール」
▲プールの床には可動床を採用
水泳競技の会場となる「山口きらら博記念公園水泳プール」は5月オープン予定。山口県内初の屋内温水50メートル公認プールとなり、プールの床には水深を0~2.5メートルまで変えられる可動床を採用。競技プールとしてだけでなく、子どもから高齢者、障害者まで幅広く利用できるよう配慮されている。そのほか観客席1200席(国体開催時2千席)、25メートルのサブプールも完備され、水泳競技の拠点、山口県民スポーツの中核的施設となる。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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