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2011年01月08日

札の辻・21

 年末から寒波が押し寄せたが、わが家の近くを流れる仁保川の草土手にネコヤナギの芽がふくらみを見せており日当たりの良い所では白銀色の花芽さえのぞかせているのもある。
 春、夏、秋、冬と季節の移り変わりは同じように去来しているが、現在は「季節感喪失」を思う時代にもなってきた。花では菊もバラもカーネーションも、ひろがる現代社会の需要によって季節にかまわず生産され市場へ供給されていく。
 春の花には日長の日差しの光を与え人工の春暖策のなかで季節を忘れた「無季の花」が年中咲いて、花に季節を感じることが薄くなり狂った季節が美しい顔をして呼びかけてくれる。
 花ばかりではない、果物も野菜にも同じことがいえる。最近シカ、サル、クマなど野生動物まで人間社会の食味に馴れて、季節知らずで人里に出没するようになった。
 しかし人間も自然の一部であり山、川、光、水、土と共に鳥獣と生きとし生けるものとして共存しなければならぬ。
 アジア大陸の東端に位置する日本列島は南北に長く沖縄から北海道まで、緯度の広がりは中国大陸やアメリカ大陸などの存在形態と同等である。
 山口市は瀬戸内海沿岸から中国山地まで花前線の移動も弓状列島の特徴が感じられやすい。
 阿知須海岸には水仙がほころびても十種ヶ峰では残雪が遅い春を待っている。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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