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2011年03月25日

稜線

 明治初年開店という古い歴史のある菜香亭には伊藤博文、山県有朋など菜香亭を訪れ利用した県出身の歴代総理の書が平成の安倍晋三まで掲額されているが、今回山口市出身の寺内正毅揮毫の扁額と掛軸が東京在住の遺族と周南市の保持者から納付され、菜香亭ゆかりの総理の書は全部揃った。
 扁額は「廣公益開世務」で教育勅語より引用し、公共の利益と世の中における有益な務めを意味したもので、徳山・櫛ケ浜の村井家よりの寄贈による。
 掛軸は正毅総理が朝鮮総督時代の書で京城(ソウル)で新年を迎えた心境が揮毫されている。
 寺内正毅(一八五二-一九一九)は大村益次郎に選ばれて兵学寮に学び西南戦役後フランスに留学、陸軍士官学校校長、日清戦争では陸軍少将として運輸通信を指揮し戦後ヨーロッパ視察後陸軍参謀次長となる。日露戦争当時陸軍大臣、戦後処理の功績で大将に就任、次に日韓併合で朝鮮総督となった。一九一六年には元帥府に列せられ、大隈内閣の後をうけ総理大臣に就任し一九一八年に病気により退任した。
 子息寺内寿一は一九三五年に陸軍大将、一九四三年に元帥に列せられ父子元帥で注目されたが一九四六年病没。シンガポールに墓地あり。 (F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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