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2011年04月23日

札の辻・21

 電波や活字から東日本地震の現況が重々しく伝えられる中で季節は歴然とした自然の歩調をつづけてゆく。
 しかし椹野川の川面に姿を見せるツバメが今年は余寒から温暖への季節旅を遅れ気味にした。
 ツバメは空中を飛び交いながらエサをとる数少ない鳥で、多くの野鳥にとっての主食は植物の種子や木の実であって地上と樹上に求めている。だから多くの野鳥は樹林地、草原地そして河畔などにエサを探す。
 だがツバメは飛翔しつつの就餌であって、細長い翼や弱く短い足を持つ鳥としては、川や池それに広い水田地帯の障害物の少ない空間が餌場になる。
 日本列島に渡来する夏鳥の中でいちばん早く姿を現すのはツバメたちとなる。ツバメにはコシアカツバメ、イワツバメなどのツバメ族があり沖縄にはリュウキュウツバメがいるという。
 全国の各気象台が調査している野鳥季節観測の統計によると、ツバメの渡来期が早いのは九州南部の3月上・中旬、和歌山、大阪、名古屋、甲府、水戸の順に3月下旬から4月上旬で、東北を経て北海道は5月となる。
 渡来したツバメは市街地や集落でくらし、住居の軒先、歩道橋、ガレージ、駅舎、牛舎などの建造物で営巣するがこれからは関東東北の被災地による日々がつづく。
 町空のつばくらめの
 み新しや  草田男
         (鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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