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2011年06月03日

稜線

 先週、フランスでG8サミットが開催された。世界で「主要」とされる日、米、英、仏、独、伊、加、露の8カ国首脳が地球規模の課題について意見交換し、コンセンサスを形成する場だが、首相がコロコロ変わるわが国は、その地位低下が懸念されている。報道によると、今回も存在感は薄かったようだ。
 さて、ジャーナリストの田原総一郎氏が約25年前に書いた文章を先日読み、共感を覚えた。次のような内容だ。「日本人は、どこに自分が立っているかの視点があいまいである。日本で『今日のレートはいくらですか』と質問すると『145円です』との答えが返ってくる。しかし、たとえばイギリスなら必ず1ポンドが何ドル。どこの国にしても、少なくともサミットに参加する先進国の場合、自国の通貨を基準に考える。ところが日本人だけは『1ドル何円』。つまり、自国の経済を見るのに、日本人としての視点を持っていないことになる」
 これはバブル崩壊前、中曽根首相や竹下首相のころの文章。「経済大国」だった当時と今とでは、置かれた状況は大きく異なるが、視点のあいまいさだけは変わらない。「日本人」「山口県人」「山口市民」との立ち位置、常に確認するようにしたい。(K)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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