2011年07月09日
行ってきましたトルコ2
テレビから伝わってこないものは匂いと大きさ。
トルコは、陽に熱せられた砂の匂いがする。イスタンブールもエーゲ海に面した街でも乾いた砂のような空気が漂っていた。特にカッパドキアに着く8時間くらいも前から火山灰の匂いがしてきた。火山の噴火によって堆積した溶岩や火山灰が、長い年月の間に侵食されてできたカッパドキアの奇岩群の中を歩くと、さらさらと今も侵食が続いていて、砂とその匂いが二つ一緒に脚から身体全体にからまってくる。坂道では砂が崩れて歩きにくい。日本の砂とは違う乾ききった匂いがする。色で言えば一番明るい褐色の匂い。一気に水を飲む。
テレビの画面は大きいといえども部屋の中に収まる。実際は地平線が見える広さである。特にエフェソスから内陸を東に向かってカッパドキアまでの街道(途中で一泊した)は、6割の赤い地面と少しだけ生えた低い背丈の牧草。ところどころに作物(麦だと聞いたが)それがあるだけ。バスに揺られて1時間寝てしまって眼を開いても、その前と同じ景色。窓外の眺めはずっと変わらない。自分がどこにいるのか、わからない。広い。この広さはテレビでは伝えられない。旅の醍醐味だ。
帰国して1カ月。砂の匂いが首筋の辺りからまだする。
トルコは、陽に熱せられた砂の匂いがする。イスタンブールもエーゲ海に面した街でも乾いた砂のような空気が漂っていた。特にカッパドキアに着く8時間くらいも前から火山灰の匂いがしてきた。火山の噴火によって堆積した溶岩や火山灰が、長い年月の間に侵食されてできたカッパドキアの奇岩群の中を歩くと、さらさらと今も侵食が続いていて、砂とその匂いが二つ一緒に脚から身体全体にからまってくる。坂道では砂が崩れて歩きにくい。日本の砂とは違う乾ききった匂いがする。色で言えば一番明るい褐色の匂い。一気に水を飲む。
テレビの画面は大きいといえども部屋の中に収まる。実際は地平線が見える広さである。特にエフェソスから内陸を東に向かってカッパドキアまでの街道(途中で一泊した)は、6割の赤い地面と少しだけ生えた低い背丈の牧草。ところどころに作物(麦だと聞いたが)それがあるだけ。バスに揺られて1時間寝てしまって眼を開いても、その前と同じ景色。窓外の眺めはずっと変わらない。自分がどこにいるのか、わからない。広い。この広さはテレビでは伝えられない。旅の醍醐味だ。
帰国して1カ月。砂の匂いが首筋の辺りからまだする。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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