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2011年07月27日

暑い夏の熱い芸術

 萩美術館・浦上記念館で初夏に開催された“ルーシー・リー展”。8月7日まで開かれている“駒井哲郎1920―1976”。下関美術館で7月31日まで展示中の“画家たちの二十歳の原点”。山口県立美術館で9月4日まで開催中の“カンディンスキーと青騎士展”。県内はこの暑い夏、熱い芸術の真っ盛り。私は全部巡ったのです!
陶芸家ルーシー・リー展では、金や赤、青、黄色などの色鮮やかなボタンに魅入られた。1938年戦争でウイーンからロンドンに亡命して生活の為に焼きはじめたボタン。服に必要なボタン。球形を押しつぶした形や四角、捻られたもの等様々な形。大きさも柄も幾種もある。こんな美しいボタンを苦しい戦時中でも身につけていた女性達。一瞬でも微笑む時間を持てたのだ。陶芸家ルーシー・リーの孤高と威厳に満ちた一生に、私は憧れと尊敬の気持ちで一杯になった。“画家たちの二十歳の原点”では、投げかけられる若い苦悶と旺盛な生命力に圧倒され友人としばし沈黙。“駒井哲郎”展では精密な描写と「夢こそ現実」という言葉に頷いた。背景のレースが美しい「R夫人像」の絵ハガキを買った。カンディンスキー展は、一度見たがもう一度見てしばらく考えたい。抽象を発明した男について。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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