2011年08月27日
札の辻・21
四季を通じて流れ星は見られるが、俳句の歳時記では「初秋」の季語となっている。
立秋過ぎから晩夏の夜空に見られるのはペルセウス流星群で、明治の俳人高浜虚子は
流れ星悲しと言いし
女かな
の句を残す。
流れ星の消えぬ間に唱えれば良いといわれた言葉は「千両拾った」「読み書きそろばん」などのほかに「好きな女性の名前」もあったとか。
太陽系内(惑星間空間)の流星体が地球大気中に突入して発光する現象が流れ星であり、燃えつきずに地表面に落下した流星体が「隕石」と「隕鉄」である。
流星体を方言で遊び星、縁切り星、追いかけ星、こぼれ星、夜這い星など古来列島各地には星ロマンが残されてきた。
いまどきの夜空は、星から月へと光陰の暦が重ねられてゆく。
中秋の名月は旧暦八月十五夜の月だが、現行暦では大体9月上旬から10月の上旬にかけての間となり、今年は9月12日が十五夜の名月となる。
中秋の名月の頃は月齢による月の出の時刻差が春とは小さく、待宵、名月、十六夜、立待月、居待月、寝待月と連夜に重ねられている。
中秋の名月は中国伝来の風習だが、日本には旧暦9月13日の十三夜もあり、芋名月と栗名月の月見も残された。
“月がとっても青いから”の歌詞も夜露のごとく消えてゆく。 (鱧)
立秋過ぎから晩夏の夜空に見られるのはペルセウス流星群で、明治の俳人高浜虚子は
流れ星悲しと言いし
女かな
の句を残す。
流れ星の消えぬ間に唱えれば良いといわれた言葉は「千両拾った」「読み書きそろばん」などのほかに「好きな女性の名前」もあったとか。
太陽系内(惑星間空間)の流星体が地球大気中に突入して発光する現象が流れ星であり、燃えつきずに地表面に落下した流星体が「隕石」と「隕鉄」である。
流星体を方言で遊び星、縁切り星、追いかけ星、こぼれ星、夜這い星など古来列島各地には星ロマンが残されてきた。
いまどきの夜空は、星から月へと光陰の暦が重ねられてゆく。
中秋の名月は旧暦八月十五夜の月だが、現行暦では大体9月上旬から10月の上旬にかけての間となり、今年は9月12日が十五夜の名月となる。
中秋の名月の頃は月齢による月の出の時刻差が春とは小さく、待宵、名月、十六夜、立待月、居待月、寝待月と連夜に重ねられている。
中秋の名月は中国伝来の風習だが、日本には旧暦9月13日の十三夜もあり、芋名月と栗名月の月見も残された。
“月がとっても青いから”の歌詞も夜露のごとく消えてゆく。 (鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻