サンデー山口

東日本大震災で甚大な被害を受けた“ふるさと東北”のためにできることをしたいと、県内の東北出身者や東北を愛する人たちに呼びかけ、情報交換や復興支援活動をする「山口東北人会」（約30人）を発足。先月26日に開いた第1回交流会での「東北沿岸地域の漁船の約9割が大津波で海に流された」という話題から、漁船を送る計画が持ち上がった。その後すぐに、県や萩市の漁協などに相談。中古漁船3隻を無償で譲り受け、運送費30万円も県漁協はぎ統括支店が負担。計画からわずか1カ月ほどで県内初の漁船寄贈が実現した。　「多くの人の熱い思いに助けられ、とても感謝している。最初の活動がこんなに大きなことになって驚いているが、これからも自分たちのできることを継続してやっていきたい」

51（昭26）年3月14日、岩手県陸前高田市生まれ。78（昭53）年に、ご主人の故郷・山口で暮らし始め、現在は家族で「さかな料理 はっとり」を営む。レクイエムを聴くのが好き。