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2011年10月15日

札の辻・21

 ―鹿児島の風土は複雑でエクセントリックでもあり、ひと口で言えば「火と海と風の国である」―とは作品社版日本随筆紀行・鹿児島編で冒頭の一節にある。
 先日、井筒屋で開催された「鹿児島の物産と観光展」をのぞいた。
 さつま揚げ、知覧茶、鰹酒盗、キビナゴ塩干し、それにカツオの腹皮などを買う。
 南九州に位置する鹿児島は種子島、屋久島、奄美群島などの島々もふくめると、温帯から亜熱帯にかけて南北約600キロにわたり、黒潮に洗われた南端の島々にはサトウキビ、パパイヤ、ハイビスカスなどが植栽され海流自然の十字路であって渡来歴史文化にもめぐまれている。
 明治維新のときには長州と共に新しい日本へ躍動した薩摩の志士も山口を訪れた。
 鹿児島県出身の新聞社の友人がサツマ揚げをふたつに切り熱飯の上に乗せて醤油をちょっとかけるとうまい、焼酎を呑んだあとはこれに限るといったことを思い出す。
 鹿児島を想うとき焼酎を別にはできない。以前日豊本線で鹿児島県に入るとき県境の川土手に「これより焼酎王国鹿児島に入る」という巨大な立て看板におどろかされたことがある。
 鹿児島では酒と言えば日本酒でなく焼酎のことで晩酌も宴席も焼酎につきる。
 ―焼酎の一銘柄を偏愛す―という句があった。イモ焼酎か。 (鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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