サンデー山口

山口と鹿児島の商議所が友好盟約

　山口商工会議所（齋藤宗房会頭）は１８日、鹿児島商工会議所（諏訪秀治会頭）と、現地で友好盟約を結んだ。
　齋藤会頭を筆頭に、有吉政博副会頭、西村正伸観光サービス部会長ら山口商議所の９人と吉田正治副市長ら市の関係者、合わせて１２人が鹿児島を訪問。締結式では両会頭が、友好盟約協定書に署名し、握手を交わした。
　今回の友好提携は、０８（平２０）年１１月に鹿児島で開催された日本商工会議所主催の観光振興大会がきっかけ。これに参加した山口商議所は、鹿児島商議所を表敬訪問。平成の「薩長同盟」を結ぼうと、以来準備が進められてきたものだ。３月の九州新幹線全線開業により、移動時間が大幅短縮。観光交流と相互の地域振興につなげていこうとの、具体的な狙いもある。山口商議所が他商議所と友好締結するのは、これが初めてとなる。
　「お互いの祭りやイベントに参加しあい、まずは観光面での連携を強化。修学旅行での相互交流や物産店の誘致なども図り、経済活動を活性化させていきたい。山口商議所としては、鹿児島から山口に来てもらえる仕掛け作りに取り組みたい」と飯田裕史事務局長は話している。