サンデー山口

長年にわたって県内のサッカー競技の普及と発展へ貢献したとして、旭日双光章を受章した。「まさに“サッカー人生”を歩んできた中で、サッカーで認められたことが何よりうれしい」
　山口にサッカーを広めたいと、59（昭34）年に山口市役所へ就職したその年に市役所サッカー部を創設。60（昭35）年に県サッカー協会理事に就任し、組織的に大会の企画・運営をしていくための体制を強化。市サッカー協会も設立した。自ら2級審判員の資格を取得し、審判員の育成にも力を注いだ。現在は“山口県からプロスポーツチームを”という夢の実現に向かう「ＮＰＯ山口アスレチッククラブ」の理事長を務める。「協調や根性など社会に必要な精神を培ってくれたサッカーに、そして自分を支え続けてくれた地域に、これから恩返しをしていく番だ」と力強く話す。

36（昭11）年2月、白石生まれ。
山口高校ー関西大学を卒業。
自身も70歳まで現役選手としてプレー。現在は県サッカー協会顧問。
99（平11）年から10（平22）年まで市議会議員。3期目には副議長を務めた。