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2012年06月20日

そりのあるかたちA 1995年

そりのあるかたちA 1995年 

申 東京スカイツリーのデザイン監修者として今、大いに注目を浴びている澄川喜一の作品展が来月5日まで開催される。初期から近年までの木彫作品12点が並び、作風の変遷を追って澄川喜一の仕事の原点が紹介されている。
 初期の「マスク」のシリーズはどことなく人間の姿をほうふつとさせるが、「そりのあるかたち」のシリーズになると、その名のとおり、「そり」のある抽象的な「かたち」そのものになる。でもこの絶妙なバランスを保ったシャープなかたちをじっと眺めていると、素材の木理の美しさとあいまって、不思議なみずみずしさを感じる。
 「そりが合わない」という言葉は、元来、刀身のそりと鞘が合わないことを意味する。ゆえに、そうならないように作家は、自分の感性の動きと木材の性質のそりが合うように仕事を進めてゆく。でなければ、このような「かたち」が生まれてくることはまずありえないと思う。
美術館副館長 斎藤 郁夫


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)サンデー美術館
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