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2012年07月20日

稜線

 山口にも祭りの夏が到来した。
 祇園まつり、七夕ちょうちんまつりとつづき竪小路から中心商店街へと、長い歴史を感じる踊りの足音や笛と太鼓のひびきを、なつかしくにぎやかに感じる日も近い。
 祭りはそこに住む人々のくらしを映し出す行事なのだが、昨今他都市によると向こう三軒両隣りの絆が薄くなり、町をあげての祭りも協調性が乏しく、結束が要とされてきた祭礼に変化を見るようになったという。
 山口の祇園まつり、七夕ちょうちんまつりが山口特有の歴史的な催しであることは、重ねられてきた中世からの歴史の灯りからもよく知られている。500余年の歴史の道を町民によって踏み固められた伝承はすばらしい。
 1990年代に北海道大学の学生が思いついたという「よさこいソーラン祭り」がある。この企画は札幌における学生祭だけでなく、土佐は高知の民俗芸能「よさこい節」と結びつき、札幌をはじめ四国地方はもちろん全国版となって札幌大通りを発進した。
 町から都市へ、共同体から個人へと人々の暮らしが変われば「祭り」のスタイルも変化する。しかし中世からつづく山口の祇園祭や七夕提灯は史都山口の夏を飾る歴史的民俗遺産である。 (F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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