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2012年08月18日

札の辻・21

 8月7日が立秋であった。暑い盛りに暦の上で秋が始まる。しかし長く伸びはじめた街路樹の影にそこはかとなく「小さな秋」の感触もあって、一番星の見える時刻も早くなってくる。
 天の川はmilkyway(乳の道)と呼ばれギリシャ神話のヘラが赤ン坊のヘラクレスにふくませた乳が大空に流れて星河の名称とされた。
 唐詩で星河を天漢、星漢と漢の字をつけるのは湖北省を流れる大河漢水に見たてたことによる。エジプトでは「大空のナイル川」、スウェーデンで「冬の道」、アメリカ・インディアンは「魂の道」と銀河系伝説譜に記されていた。
 俳句歳時記に天の川は秋の季語。鳳翩山頂から山口盆地の空を流れる星空は雄大であるが、超高層ビルの林立する“東京の空には薄し天ノ川・虚子”となる。
 県立美術館脇の木立でヒグラシの鳴き声を聞いた。季語でセミは夏でヒグラシは秋だが実感として季節を耳にするのはツクツクボウシだ。夏休みが終末近いことを知らせてくれた子供の頃を思い出す。
 徳佐から山口へ通勤する友人が、木戸山トンネルを抜けると暑さが少し違うと言った。北から南へと長い山口市では8月の暑さにも差がある。日中の気温は同程度なのだが徳地、徳佐では朝夕の気温が低い。
 峠道に咲くオオマツヨイグサの花枝をゆする風はさわやか。
         (鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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