サンデー山口

　参道などの改修工事がこのほど完了したばかりの常栄寺（宮野下、TEL083－922－2272）で、初の特別夜間鑑賞会が23日（金・祝）から25日（日）にかけて開催される。時間は、各日とも午後6時から8時半まで。紅葉に彩られる雪舟庭などがライトアップされ、同寺が所蔵する掛け軸の特別公開もある。
　3月から進められていた工事では、参道を石畳に変更したり、本堂の畳の間の一部を開放するなどの改修がなされ、併せてライトアップ設備も整備された。モミジが赤く染まる紅葉の季節に、たくさんの人に幻想的な庭を楽しんでもらえるようにと企画された。
　23日は予約制で、食事と中国楽器の演奏が楽しめる。まず、通常は入ることができない大書院で、長州苑の特製弁当とお酒を味わう。その後、県内外で活動する二胡奏者・今井美樹さんによる演奏会とライトアップされた庭園観賞を本堂で楽しむ。入場料は5千円（食事代込み）で、先着40人。入場券は同寺で直接購入すること。
　24日と25日は、誰でも事前の予約なしで鑑賞できる。入場は300円（小学生以下無料）で、庭を見ながら抹茶（別途400円）も味わえる。
　今井宏泉住職は「この機会に、色づいた紅葉と常緑樹とのコントラストを楽しんでほしい。寒い季節なので、暖かい服装でお越しください」と来場を呼びかけている。