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2012年11月09日

稜線

 今月1日に、山口スカラ座が52年間にわたる歴史に幕を下ろし、市内の常設映画館はゼロになった。今後は「YCAMシネマ」「西京シネクラブ例会」等の単発上映会だけになる。
 66(昭41)年生まれのわたしにとっては、99(平11)年に建て変わる以前の「スカラ座」「ニュー泉都」、さらに道場門前商店街にあった「金竜館」が思い出深い。70~80年代のハリウッド映画やアニメ映画のロードショーに、お小遣いをはたいて観賞しに行った。
 その後、時代は変わった。ビデオやHDレコーダーが爆発的に普及。それに比例するように自宅での映画観賞が飛躍的に増加し、劇場でのそれは激減した。さらに、テレビ画面も液晶・プラズマに変わったことで大画面化。スクリーン・プロジェクターやサラウンド音声も、庶民に手の届く価格になった。インターネットの高速化によるビデオ・オン・デマンドも、確実に普及し始めている。スマホで映画を見る人も増えているようだ。
 観賞方法の多様化はうれしいのだが、関係者にきちんとお金が入る仕組みだけはつくっておいてほしい。適正な対価が支払われなければ、その産業は衰退するだけだ。そのことは、すべての業種に当てはまる。わが国の盛衰を左右する問題だとも思う。(K)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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