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2012年12月15日

札の辻・21

 友人が長崎は五島列島産で干アゴの“出汁とり”を届けてくれた。
 山口県の沿岸から西九州にかけては秋晴れがつづく凪日和の海上でトビウオの飛翔を見かけることがある。
 九州ではやや小型で成長期のトビウオをアゴと呼ぶ。
 9月となり北北西の季節風が吹くようになると五島列島近辺はアゴ漁の最盛期を迎え、平戸や生月の瀬戸ではイキの良いアゴの水揚げがつづく。
 アゴはくせのない味とイキの良さにより、生で、焼いて、煮て秋から初冬にかけての料理も多彩となる。
 長崎の民放につとめた友人と五島の福江島で快食痛飲しアゴ(?)を出したことを思い起す。
 福江島ではアゴの干物づくりも見学し、酒の肴にはさっとあぶり、包丁のみねで叩きほぐすと良いことを知り、この島ではアゴ漁に出漁しない家でも網が引き揚げられるとアゴのすそ分けがあると聞いた。
 トビウオの生態的特徴でもっとも注目することは海面上の飛行習性である。東京堂版「魚の辞典」によれば、生態的飛行時間は10~20秒が平均的で、その距離は数10メートルに達するが航行中船舶の近くでは100メートルほどに及ぶこともあると。
 県内で沖釣りのとき日本海側や瀬戸内でもトビウオの飛翔は何度か見るが軽快だ。
 異名ツバメ魚は胸ビレが翼状をしているから。         (鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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