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2013年03月02日

明治から大正時代の鉄道資料 120点が市指定文化財に

 市文化財審議会は、明治から大正時代にかけての鉄道建設の様子が分かる「秋本春三鉄道資料」120点を市の文化財に指定するよう答申した。3月の市教委定例会で審議され、正式に決まる。これにより市指定文化財は136件となる見込み。
 秋本春三氏は1874(明7)年に名田島で生まれ、旧制山口中、同山口高等中を経て、東京の専門学校で土木を学んだ。その後、わが国初の私鉄で現在の東北線などを建設した日本鉄道に入社し、鉄道技師になった。1910(明43)年ごろに帰郷し、12(明45)年ごろから山陰線の一部となる長州鉄道(下関市)の建設にもかかわり、旧小郡町長、山口市議会副議長などを歴任して52(昭27)年に死去した。
 120点の資料は85(昭60)年に秋本家から旧小郡町に寄贈され、市小郡文化資料館で保管されているもの。調査は、鉄道土木史に詳しい鉄道総合技術研究所(東京都国分寺市)の小野田滋氏に依頼した。秋本氏が作成または所蔵していた鉄道に関する図面、設計資料、土木工事費の計算書などの資料は山口県内のみならず、福島県の橋りょうや滋賀県のトンネルなど、さまざまな地域に及んでいる。
 中でも、東京の山手線にあった「道灌山隧道(トンネル)」の図面は、ほかでは確認されていない貴重なものとされる。また、長州鉄道が使用したとみられる米国製蒸気機関車の略図や駅舎の図面、建設にかかった費用が記載された計算書などからは、当時の鉄道建設の詳細をうかがい知ることができる。さらに、秋本氏自身が使用していたとされる手帳には、当時の鉄道や土木技術に関する細かな記録が残されているという。
 審議会では「明治・大正期の鉄道古文書として全国的に見ても貴重。明治時代の土木技術や郷土史の面でも具体的な手がかりになる」と評価された。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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