サンデー山口

　市が09（平21）年から取り組んでいる「協働のまちづくり」の充実を図るため、地域振興部内に「山口市地域づくり支援センター」（TEL083－934－2982）を新設、1日から業務が開始された。地域づくりに関するアドバイスや情報の共有化を進めたり、活動を支える人材育成の支援などをしたりする。
　同センターは吉武直樹所長以下16人体制。より具体的なアドバイスや支援をするため、「地域づくり支援専門員」2人を配置。陶地域づくり協議会の松尾征二会長と、都市社会学が専門で山口大の小谷典子名誉教授が就任した。また、道路や水路などの法定外公共物への技術的支援もなされる。
　1日に市役所で発足式が執り行われ、渡辺純忠市長と吉武所長が、山口阿東森林組合から贈呈されたヒノキの看板を掲出。渡辺市長は「自助・共助・公助のバランスがとれた、市民が主人公のまちづくりを積極的に推進してほしい」と訓示した。
　一方この日、県庁では「産業力・観光力の増強」に向け、企業誘致などを統括的・総合的に取り組む「県産業戦略本部」（本部長・藤部秀則副知事）と、15（平27）年に開催される「ねんりんピック推進室」と「世界スカウトジャンボリー開催支援室」も発足した。