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2013年08月03日

札の辻・21

 提灯まつりが過ぎると暦では立秋を迎え、暑さの中にも秋がはじまる。実際の気温と暦にはズレがあるのだが、山口の駅通りにあるイチョウ並木の木影が少しずつ伸びはじめて、そこはかとなく小さな秋を感じさせてくれる頃になった。
 この時期に視覚でなく耳に早くも秋を感じさせるのはツクツクボウシで、山口県庁舎裏の五十鈴川ダムへ通じる山際の道にこのセミ声を聞き、晩夏から秋への季節の伴奏だと思う。
 その声音は音律的で日本列島各地には古くから鳴声の特長が親しまれてきた。
 ツクツクヨンス(宮城)、オーシチヨコ(千葉)、スットコイーヨ(新潟)、ツクンヨーシ(和歌山)、ツクツクボー(高知)、ツクツクムシ(鹿児島)などと別称が多彩である。
 初夏の頃から鳴きつづけたセミに代わって晩夏からの印象的なツクツクボウシやカナカナは早朝や夕暮れによく聞く。
 8月になると日中の気温は同じ程度に高いのだが、セミ同様に朝夕は下降気味で市内でも、海に近い阿知須・秋穂に対し山間部の徳佐・徳地では涼感にも差がある。
 立秋時の列島大半地域はまだこれからの暑さがつづくが雲や風の様相には秋近しを感じさせる日もある。
 仁保川の土手にオオマツヨイグサが夕風にゆれる黄色の花房をひらく頃ともなった。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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