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2013年08月10日

シングルストーリー

 友人に孫が生まれた。母親は38歳の初産だったので、ちょっと心配したが、元気な女の子が生まれた。
 出産祝いに本を所望された。それも、孫が健やかに育つような本。女の子がピンと元気に自信を持って生きていけるようになるための本。難しい!
 人に愛され、愛することのできる女の子。人を尊敬し、尊敬される女の子。本屋でまず、定番の本を見た。白雪姫・かぐや姫・シンデレラ姫・イバラ姫…姫は全員美女で、全部王子様が出てきて、姫の苦難を救い、たいがい結婚して、目出度し、目出度し。シングルストーリーである。
 これはいかん、ダメだ。赤ちゃんの母親は好ましい顔をしているが、絶世の美女ではない…赤ちゃんも似たような顔になる。物語のような白い馬に乗った王子は来ない。自力で働いて生きていかねばならない。苦難が降りかかっても、美貌で切り抜けられるようなことはない。
 女の子にも男の子にも沢山のストーリーがある。人生いろいろである。なにがあっても、めげない子にしたい。3日、しゅんとして悲しんでも、4日目には、立ち上がってしっかりと歩ける子。
 サンデー山口の“えほんのとびら”の欄には、毎回興味ある絵本が紹介される。この中から選んでプレゼントしよう。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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