サンデー山口

　山口道場門前商店街振興組合（北條栄作理事長）は、このほど10（平22）年8月より空き店舗対策として営業してきた「美味日本　きたぐにさん」をリニューアルした。
　東北、北海道の特産品を取り扱う同店は、産地でしか購入できない“ご当地もの”の入荷にこだわっている。今後は、再吟味した商品が続々と店頭に並ぶ。リニューアル店舗には喫茶・休憩スペースも新設された。
　同商店街振興組合では、空き店舗対策として同店以外にも「和韓薬膳茶房　友」を運営。また、「どうもんパーキング1」では当たり付き駐車券を発行したり、コープ横に日本初の教会「大道寺」跡の案内板を設置したり、街を楽しんでもらう取り組みも進めている。オープン1周年を迎える「コミュニティープラザ　オアシスどうもん」では、商店街の「今昔写真展」やアカペラコンサートなど、交流拠点としての活用が増えている。
　さらに、カフェ「エクラモーネ」、レノファ山口ＦＣの事務所兼アンテナショップ、「うどん処　地蔵庵」など、市商店街連合会「街中サポートセンター」の支援による出店も相次いでいる。
　同商店街振興組合の徂徠孝文販促委員長は「商店街の運営において、若手が積極的に動くようになった。活気がさらに盛り上がれば、昔のにぎわいを取り戻せるはず」と話している。