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2013年09月11日

No.125「ヒマラヤのふえ」

No.125「ヒマラヤのふえ」

木城えほんの郷
作・絵:A.ラマチャンドラン
訳:きじま はじめ
 ヒマラヤのふもとで歌い継がれてきた昔話。
 ラモル夫婦は働きものですが、ご先祖様から受け継いだ畑は岩だらけで種をまいても芽が出ません。ところがある日、旅の老人にもらった竹の笛をラモルが吹くと、たちまち草木がのび花が咲き、畑は美しい花園となりました。やがて笛の音は天上まで届き、魅せられた三つ星は音色を間近で楽しむため、ふくろうに変身して地上へ飛びおりてきました。明け方、空に戻ろうと思うのですが、笛の音にしばられて戻れません。困った三つ星はラモルをまるはなばちに変えてしまいます。
 悲しむ妻のところへ再び旅の老人があらわれて知恵をさずけ、ラモルは人間にもどることができました。ラモルの吹いた笛の音は鳥の声となり、今でもヒマラヤの谷間に響いているのです。
 澄んだ空気の中に広がる笛の音は梵字をもとにデザインされていて、見ていると実際の音が聞こえてくるようです。笛の音と星が大地と空を行き来するスケールの大きいおはなしに、昔の人の豊かな想像力を感じます。
(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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