サンデー山口

　県は19日、地価調査の結果を発表した。山口市の基準地価は、①住宅地②商業地とも前年から下落。①はマイナス3・5％、②は同4・1％で、下落幅は前年（同4・0％、同5・3％）よりも改善した。市内基準地の平均価格（1平方㍍当たり）は、①が2万7200円（33カ所）で、県内19市町中8位。②が5万8400円（12カ所）で、同じく4位だった。
　一方、県の変動率は、①がマイナス3・8％（全国7位）で、②が同4・9％（同5位）。平均価格は、それぞれ2万6600円（278カ所、同34位）、4万8900円（85カ所、同39位）だ。
　市内の基準地で、県内における「価格上位」に位置づけられたのが、①は「白石1丁目2301番4」の6万3600円（8位、中規模一般住宅が多い住宅地域）と「後河原字片岡214番3」の6万3400円（9位、中規模一般住宅が多い閑静な住宅地域）の2カ所。②は「中央1丁目201番」の10万1千円（3位、中層事務所ビル、店舗等が立ち並ぶ県道沿いの商業地域）と「緑町2329番31」の8万9500円（7位、県道沿いに店舗、事務所等が立ち並ぶ商業地域）の2カ所だった。
　全国に目を向けると、変動率は①がマイナス1・8％、②がマイナス2・1％で、平均価格はそれぞれ6万7200円、24万6400円。全国47の県庁所在地を比較すると山口市は、①は7年連続最下位の47位で、②は46位（前年は44位）だった。
　基準地価とは、各都道府県が示す土地取引の目安となる価格。不動産鑑定士の評価を参考に、毎年7月1日時点のものが公表されている。