サンデー山口

　昨年のベルリン国際映画祭で銀熊賞（監督賞）を受賞した「東ベルリンから来た女」が、12日（土）の西京シネクラブ（TEL083－928－2688）10月例会で上映される。
　ベルリンの壁が崩壊する9年前の夏。旧東ドイツの田舎町に美しい女医が、秘密警察（シュタージ）の監視付きでやって来た。自由で豊かな西側への“脱出”の日が近づく中、彼女は東に生きる誠実な医者の男と出会う。医師として、女として、彼女が下した魂の決断とは…。猜疑心が渦巻く時代に、自由と使命に揺れる一人の女性の愛を描いた感動作だ。
　会場は大手町の県教育会館で、上映時間は午前10時半、午後2時、7時からの3回。チケットは前売り（電話予約可）1500円（当日300円増）で、同館やＹＣＡＭなどで購入できる。なお、同クラブへ入会すると、月会費1300円で鑑賞できる。