サンデー山口

　〝日本一の列車〟が秋色の美祢線を走る―。
　のどかな風景を楽しみながら車内で居酒屋気分を味わえる、その名も「やきとり列車」が26日（土）、新山口駅から仙崎駅（長門市）まで運行される。1泊2日の同ツアーは、国内の優れた鉄道旅行に贈られる「鉄旅オブザイヤー」の昨年度グランプリ受賞作品。主催のＪＲ美祢線利用促進協議会は、参加者を募集している。
　列車は、新山口駅を午前10時34分にスタート。途中、厚狭駅でビールや地酒の山猿（永山酒造）、「長州黒かしわ」と「長州どり」を使った焼きたての焼き鳥を味わうことができる。さらに、寝太郎太鼓のパフォーマンス（厚狭駅）、地元Ｂ級グルメ「親鳥のたれ焼き」の販売（美祢駅）などイベントも多数予定。「長州黒かしわ」は県の特産地鶏で、ほんのりと甘く上品な脂が特長だ。
　終着駅の仙崎では、金子みすゞ記念館などを観光（買い物券500円分付き）。夕食後に、焼き鳥二次会プランなどにも参加できる。宿泊は長門湯本温泉または俵山温泉。2日目はフジミツの「ころん祭」参加の後、「銅山まつり」か「ワインと日本酒の酒蔵巡り」のどちらかが選べる。代金は大人1人1万3800円（俵山温泉泊、2～5人1室）～で、定員は90人。申し込みはＪＴＢ中国四国山口支店（TEL083－924－2369、午前9時半～午後6時、平日のみ）へ。