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2014年02月12日

彼女達

 小山田浩子・姫野カオルコ・朝井まかて・内澤旬子・藤野可織・木谷有希子・星野博美・窪美澄、等々。若い女性作家達が現在活躍している。過去の文豪といわれた人々が書いてきた書き方ではなく、柔軟性にとんだ思考と軽いタッチで人生の出来事をえぐっていく。こんがらがったものが解けてシンプルな核が見えてくる。今まで書かれなかった女性の内側を見せていく。読後感は爽快であったし、共感が持てた。
 “新たな万能細胞STAP”を開発したのは、小保方晴子リーダーを中心とするチームだ。彼女は、まだ30歳。新聞によると“成熟した体の細胞を、いとも簡単に受精卵のような状態にまで戻すことができることを示した画期的な成果だ”という。
 私は、若返りのあの民話や物語は本当だったのだと思って嬉しくなった。『山で道に迷ったお爺さんが泉を見つけてその水を飲んだら若者になった。お婆さんがそれを見て、泉の水を飲む。飲みすぎて若返りすぎて赤ちゃんになってしまった』…そういうお話。
 物事の本質は多分シンプルなのだ。世界中の誰もが平和に暮らせるはずなのに複雑にしているのは誰? 経済や権力、様々な欲望がそうさせるのか? 化学や文学や様々の分野で若い彼女達が軽やかにきっと解き示してくれるはずだ。頼んだわよ。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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