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2014年03月05日

出会い 2

 岡田氏は、壇上から選考過程を述べ、個々の作品に
ついても感想を語られた。
 岡田氏の腹の中には、豚汁が二杯も入っているかと思うと可笑しかった。
 岡田氏は、A市での海辺の一日を書いた私の作品について、こう言った。
―こういう時は、「A市」と書かずに、実名で書いたらどうでしょう。地名には良くも悪くも地霊やその土地の匂いもくっついています。
 よく理解できた。A市は下関なので、下関と書くと海の匂いがして来た。地霊も味方してくれそうだ。
 帰宅して岡田哲也詩集を読んだ。好きな詩ばかりで、嬉しかった。
 しんじてください  岡田哲也
しんじてください/これだけは/川には河童/すんでます/月には兎/すんでます/愛とか家とか/わかりませんが/わたしにあなた/すんでます//山太郎蟹は弁慶で/かぐや姫が/その母です/しんじてください/これだけは/夢もほつれた/峠道/わたしの言霊/蓑虫となり/風もないのに/ゆれてます//しんじてください/これだけは/海には乙姫/すんでます/山には山姥/すんでます/こういうわたしも/鬼だといわれ/人をなんにん/たべたやら
 私が出かけた鹿児島県のF市とは、伊佐市である。この文章に伊佐市の地霊が味方してくれますように。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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