サンデー山口

　86（昭61）年に旧ソ連（現ウクライナ）で発生したチェルノブイリ原発事故が招いた悲劇を描いた映画「故郷よ」が、26日（土）の西京シネクラブ（TEL083－928－2688）4月例会で県内初上映される。
　チェルノブイリからわずか3キロの隣町で、結婚式を挙げた男女。だがこの日、消防士の男は「山火事の消火活動」という名目で駆り出され、二度と戻ってこなかった。10年後、観光名所となった廃墟の街をガイドする女。そして、事故で父と生き別れた青年。事故後も頑なに自宅を離れず、汚染された土地を耕し続けた森林管理人。この3人を通して、人々の混乱や悲しみ、故郷への思いを描く。
　会場は大手町の県教育会館で、時間は午前10時半、午後2時、7時からの3回。チケットは前売り（電話予約可）1500円（当日300円増）で、同館やＹＣＡＭなどで購入できる。